なかま事業の様子

派遣回数は11月までで15回、人数はのべ16人。
派遣件数は11月までで10件です。

11月に入り、着実に受任件数も増えてきています。現地コーディネーターの小海と宮城聴覚障害相談員の田脇さんと平間さんの精力的な活動および、宮城本部の全面的な支援によるところが大です。行政などの関係者からの本事業に対する認識もようやく高まってきており、行政と連携して支援をしていくケースも生じてきています。この支援形態は、将来地域にケースをお返しするための一つのモデルとなると思われます。
ほとんどのケースは、小海および田脇さんと平間さんに対応してもらっています。受理件数を見ますと、100件を超えています。その中から、長期にわたるもの、精神関係のケース、困難ケースなどについて、本人の了承を得て登録ソーシャルワーカーを派遣しています。本人と家族、最終目標は同じであっても途中過程のニーズが違うため、それぞれに登録ソーシャルワーカーを派遣するというケースもあります。また、医療や生活面での課題を抱えながら、就労復帰に向けて支援していくケースも出てきています。こうしたケースは、長期的に継続的に関わる必要があるのですが、地域のソーシャルワーカーでないため、月1~2回程度の支援頻度となっています。
また、県内での聴覚障害者の行事や集まりに派遣する取り組みも始めました。相談コーナーを設けたり、グループワークを実施したりしています。その中から、具体的な個別ケースが見つかり、派遣対象になったということもあります。
11月7日に、岩手県に小海とソーシャルワーカー協会の立場で矢野が説明に伺いました。まだ受理にはつながってはいませんが、地道に広げていきたいと考えています。
これからは、冬季になり、現地の方々はもちろん、支援者の方の健康管理にも留意する必要があります。12月中に一度、現地と本部でこれまでのことを振り返りながら今後の課題を検討していく予定です。

また、12月に入って、ガリバーインターナショナル様から車の寄贈をいただきました。

 

副会長 矢野耕二