秋の学習会の報告

早くも1月半ばを過ぎました。

今年も地球温暖の影響で、日本列島が冷え切っていますね。寒い中、風邪の脅威にもめけず、日々の業務や活動に邁進されている皆様、お元気でしょうか。

報告が大変遅くなってしまいました。
昨年に、秋の学習会が行われましたのは、まだ紅葉が美しい時季でした。

11月30日土曜日、大阪市内で、公開学習会「司法と福祉の連携を考える」をテーマに、臨床心理士である河崎佳子先生にお話をしていただきました。

サブテーマとして、「法を犯した聴覚障害者の背景から見えたもの」とあわせて、講師の臨床実践や聴覚障害者関連の裁判、精神鑑定などをふまえながらお話ししていただきました。

聴覚障害が人格形成に影響を及ぼすのか?聴覚障害を抱えて生きてきた「成育史」の影響をも考えないといけないなど、お話をされました。

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参加者のアンケートから一部を抜粋します。
・法務省の関係の仕事をしております。実際の支援にむすびつくヒントをいただきました。
・今回のお話で、罪を犯して人も被害者となった人も、その前に相談に来てほしかったというお話しがその通りだと思った。
・ろう者が学校を卒業するまでに身につける社会性の中に「自分で説明できる」という部分の大切さに気づかされました。
・「ろう者の歴史を教える必要性」もなるほどと思える1つでした。「相手の身になれない」
もよくわかる納得できる言葉でした。
・聴障を抱えて生きてきた成育史の影響が人格形成に及ぼしている事に共感しました。
・ろう者が自分の事を説明できる事の大切さを知った。
など、たくさんの感想や意見をいただきました。

司法と福祉の連携は、社会福祉士、精神保健福祉士の為すべきソーシャルワークであると言えます。
これから社会的注目や関心が大きくなるだろうと予想されます。
寒さが厳しい今日です、体に気を付けてくださいね。

                               会長 稲 淳子