2014年度へむけて挨拶

2014年の6月、今年初めて、一般社団法人として、日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会の定期総会と研修会を開催することができました。

改めて振り返ってみますと、直接コミュニケーションによる専門的支援の必要性から、聴覚障害のソーシャルワーク活動を始めて、7年経過しました。

今も、聴覚障害者・児を取り巻く社会状況も変わり続けています。特に、東日本大震災の年は、聴覚障害のソーシャルワークが大きく求められ、また試された年でありました。特に、前例に学びながら支援をすすめていくようなことは困難さがありました。そういう中で、昨年から、聴覚サポート「なかま事業」が全国拡大になっていったことは、実に喜ばしいことだと思います。

こういう活動を支える皆様がいるからこそできることと思います。

そして、聴覚障害の特性にあわせて個人を尊重し、地域での生活を安定に結び付けるために、多くの関係機関や関係者と連携していくソーシャルワーカーを一人でも多く育てていきたいと思います。聴覚障害者と直接コミュニケーションをとる社会福祉士と精神保健福祉士で構成した職能団体として、ゆるぎのない、有資格者団体であることを、誇りに持てるようにしたいと願っています。

新しい年度に替わりまして、会長に再任することになりました。

今後もお互いに研鑽し、皆様の求心と意欲を期待しています。そして、皆様と活動を一緒にしていくことを期待しています。

会長挨拶