早や、10周年になりました!
2016年度が始まりました。またも遅い挨拶になりました。もう桜が散ってしまい、社会福祉士・精神保健福祉士資格の合格発表も過ぎてしまいましたね。新しいなかまができたのでしょうか?
2015年度は・・・バタバタと過ぎていったような気がします。4月から2016年度が始まり、6月に総会と研修会を開催しますが・・・・気づいたら、本年で、当協会が10歳になります。
2015年度の会員数は100名を超えています。10年前に、協会設立時の会員20数名からスタートしたことを思い起こしますと、大きな変化だと、感慨深いです。
始めのころは、役員だけの総会、研修会であり、会員たちと円座になっていろいろと議論をたたかわせたものでした。まさに本年度が一つの区切りとなりました。おかげさまで、今年も、みなさまにご挨拶ができることをうれしく思っています。
2015年度は、全国派遣事業「聴覚サポート・なかま事業」と並行する中で、初めての試みとして、啓発学習会「メンタルヘルス演劇」を実施しました。
当協会は、講義や講演も含めて、派遣の先々で、聴覚障害者のメンタルヘルスケアについてお話しをし、理解や配慮を求め、周知してきました。その中で、視覚情報に頼るところが大きい聴覚障害者への支援をしていくうちに、視覚に訴えられるものがないものか・・・と思案していましたところ、演劇をやってみよう、と提案がありました。
四国、東北の各二か所で初めて上演をしました。その結果はいうまでもなく、「まさに百聞は一見に聞かず。」の反響をいただきました。
今までの当協会の活動は、職能団体として、人とのかかわりがあるからこそ、なかま事業も精神演劇も研修会なども実践してきたと言えるでしょう。
10周年を迎える協会は、現在、会員が増え、注目度が高くなり、活動自体がひろがっています。協会設立の当時を思い起こし、そのことを振り返ってみますと、人とのつながりが、ひとつひとつ積み重なって、それが今後につなげていけるんだと思います。しかし、聴覚障害者・児の特性を把握し直接コミュニケーションをもって支援していく当協会としてのありかたは、組織としては、まだまだ不十分な面があります。だからこそ、みなさまの忌憚のないご意見や提言をお願いしていく所存です。
今後も未来へ繋いでいけるように、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
今後も、当協会は、皆様のお気持ちにそえていけるよう、日々努力してまいりますので、どうぞ、新年度も引き続き、よろしくお願いいたします。
会長 稲 淳子
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