2011年8月15日

第1回支援活動報告

Filed under: 災害支援 — office @ 11:51 AM

4月と5月に、宮城県で、125人の被災聴覚障害者に面接し、実態調査を行いました。その 結果、ほとんどの人に精神的なショックが見られ、また被災地での聴覚障害者はラジオなどから情報を得ることができないため生活の立て直しが難しく、さまざ まな問題を抱えていることが わかりました。
現地には、手話などで聴覚障害者とコミュニケーションが十分とることのできる社会福祉士や精神保健福祉士はいないか、少ないと思われます。
そのため、7月から仙台に常駐する、ろう者のソーシャルワーカーを派遣し、7月中は現地の滞在先を探したり、関係団体への事業の説明を行ったりしました。今後は当協会の会員を中心に現地に派遣できる人を登録して、ケースが生じたらすぐ派遣が出来 る体制にしていきます。

副会長 矢野耕二

聴覚サポート「なかま」決定

Filed under: お知らせ,災害支援 — office @ 11:06 AM

当協会が実施する東日本大震災被災聴覚障害者相談支援事業の愛称が聴覚サポート「なかま」に決定しました。あわせて、チラシも完成しましたので、下記よりダウンロード下さい。

聴覚サポートなかま チラシ

日本財団マンスリーレポート

Filed under: お知らせ,災害支援 — office @ 11:02 AM

日本財団のマンスリーレポートに、当協会が今後1年間の計画で実施する被災地のろう者支援事業について紹介されました。

http://road.nippon-foundation.or.jp/2011/08/road119-f680.html

2011年8月1日

2011年度一般研修会のお知らせ

Filed under: お知らせ — office @ 1:19 PM
日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会 一般研修会

未曾有の大震災にめげずに復興しようとする今の日本。

どんな理念や原点を大切にしなければならないのか?

人々がつながりあい、支え合って生きる意味とは?みなさんと一緒に考えいきませんか?希望と勇気、信頼と優しさにふれる日本の良さを改めて考えてもらう、パワーを蓄えていこうという目的の研修会です。

日 時 2011年9月4日(日)9時30分~15時
会  場 〒105-0014  東京都港区芝1丁目8―23 障害保健福祉センター7階 竹芝記念ホール
内 容
9時00分 受付開始
9時30分 開会挨拶 会長 稲淳子
9時45分~12時00分
講演「ソーシャルワークにおけるネットワークとその類似概念 ~ 位置付けと課題」
講師 松岡 克尚 氏 博士(社会福祉学)関西学院大学人間福祉学部 教授
13時00分~13時30分 日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会の被災地活動報告
13時30分~15時00分(途中休憩あり)
基調報告 副会長 矢野耕二
パネルディスカッション テーマ「派遣された登録ソーシャルワーカーからの報告」
15時00分  閉会挨拶参加費 日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会(正・準会員)1000円 非会員 2000円
前日の9月3日18時~交流会参加希望者は別途、交流会費4000円
参加資格  *当協会会員または聴覚障害者に対する相談業務を行っている方
*身体障害者相談員、ピアカウンセラー、手話相談員、学生等、聴覚障害者の相談支援に関心がある方

申し込み方法 下記申込書に記入の上、FAXまたはメールしてください。参加費は当日支払ってくださるよう願います。申し込み締め切り8月31日

連絡先                                       日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会 事務局長 高山亨太
〒150-0011 東京都渋谷区東1―23―3 東京聴覚障害者自立支援センター内
FAX03―5464―6059 TEL03―5464―6058
メール office@jaswdhh.org

後援団体(予定) 財団法人全日本ろうあ連盟  社団法人東京都聴覚障害者連盟
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 日本手話通訳士協会  社団法人日本社会福祉士会 社団法人日本精神保健福祉士協会 聴覚障害者問題研究会

「この事業は、日本財団の助成を受けて実施しています。」

日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会(JASWDHH)

9月4日研修会 参加申込書

名前

ふりがな

連絡先住所

勤務先の場合は勤務先も記入   〒
電話
FAX
メール
仕事内容等
会員の有無 正会員 準会員 非会員
9月3日交流会参加  参加 ・ 不参加
その他ご要望があればご記入ください。

◆申し込み先 協会事務所 FAX 03―5464―6059
メール office@jaswdhh.org

2011年度正会員対象研修会のお知らせ

Filed under: お知らせ — office @ 1:18 PM
2011年度正会員対象研修会
猛暑の日本、節電の厳しい生活のなか日頃の当協会の活動の協力につきまして誠にありがとうございます。
現在、当協会では、日本財団の協力を得て、2011年7月1日から「東日本大震災被災聴覚障害者相談支援事業」として救援活動を開始しております。まだまだ被災地へ活動できる登録ソーシャルワーカーが足りません。登録して支援に関わりたいと思っている方、やってみたいと思っているが自信がないという方、是非この研修会に参加して不安解消するために参加してみませんか。日 時 2011年9月3日(土)13時00分~16時30分
会  場 〒105-0014  東京都港区芝1丁目8―23 障害保健福祉センター7階 竹芝記念ホール
内 容
研修会 「震災支援活動におけるソーシャルワーカーの役割~
専門職として何が求められているか」
12時30分~研修会受付
13時~   開会挨拶・被災地活動報告  会長 稲 淳子
13時30分~16時30分 事例検討・被災地支援について質疑応答助言者
小海 秀純  社会福祉士 介護支援専門員
東日本大震災被災聴覚障害者相談支援事業 現地コーデーネィーター
東日本大震災聴覚障害者救援中央本部構成員 医療メンタル班副担当

18時~   交流会(会費4000円を予定)

参加費 無料、交流会のみ4000円
9月3日18時~交流会参加希望者は別途、交流会費4000円
参加資格  1.日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会 正会員(社会福祉士・精神保健福祉士)
2.東日本大震災被災聴覚障害者相談支援 登録ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)
※1.2.のどちらかの登録を希望される方は協会事務局宛にお問い合わせください。

申し込み方法 下記申込書に記入の上、FAXまたはメールしてください。申し込み締め切り8月31日

連絡先                                       日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会 事務局長 高山亨太
〒150-0011 東京都渋谷区東1―23―3 東京聴覚障害者自立支援センター内
FAX03―5464―6059 TEL03―5464―6058
メール office@jaswdhh.org

後援団体(予定) 財団法人全日本ろうあ連盟  社団法人東京都聴覚障害者連盟
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 日本手話通訳士協会  社団法人日本社会福祉士会 社団法人日本精神保健福祉士協会 聴覚障害者問題研究会

「この事業は、日本財団の助成を受けて実施しています。」

日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会(JASWDHH)

9月3日研修会 参加申込書

名前

ふりがな

電話
FAX
メール
9月3日研修会  参加 ・ 不参加
9月3日交流会  参加 ・ 不参加
その他ご要望があればご記入ください。

◆申し込み先 協会事務所 FAX 03―5464―6059
メール office@jaswdhh.org

 

2011年6月30日

第5回研究大会を終えて

Filed under: 未分類 — office @ 7:03 PM

6月25日、26日の二日間にわたり、第5回研究大会を開催しました。

1日目は、定期総会のあと、シンポジウムを行いました。「総合的かつ継続的な支援を目指して」をテーマに、4人のシンポジストにそれぞれ自分の職場や支援など、思いや取り組みなどを語っていただきました。それぞれ現場からのお話でしたので、理論だけでは言いつくせないという感じがあり、改めて聴覚障害の特性に合わせた支援とは何かを考えさせられました。手話ができる、資格がある、というだけではない、という支援は何かを参加の皆さんに考えさせることができたかな、と思っています。参加者からは、もっと時間がほしい、という感想も寄せられました。

2日目は、被災地からの報告で、当協会の理事が地元宮城県での救援活動についてお話させていただきました。自身もしばらくは家族と会えなかったことや不安や恐怖感を味わったこと、その思いがこもった報告でした。聞いて、被災地の聴覚障害者の心情に思いをはせてしまいました。

次に、4名の方に発表をしていただきました。施設や支援者、企業の支援、教育の場、それぞれ異なる立場にいる発表者が聴覚障害者への支援、取り組みなどについてお話させていただきました。

支援の中でみえるものは、自立心、社会性、人権の尊重・・・聴覚障害者・児が人間らしく当たり前の人生を営むのは当然だと、強く感じました。

どれも、本当に素晴らしい発表でした。私にとって貴重な時間だと思いました。

この二日間で、シンポジウムと研究発表を無事に終えることができました。それを次回へつなぐ、大きなバネとなることを期待しています。

今年は東日本大震災救援という大きな事業があります。当協会のみならず、全日本ろうあ連盟、日本財団など、関連団体・機関などそして関係者のみなさまの大きな協力があってこそ、実践できると思っています。来年は報告ができたら、と思います。

まだまだ5回目の研究大会ですが、今後もさらに実りのある大会にしていきたいと思います。今後ともよろしくご指導お引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

 

日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会 会長  稲 淳子

2011年度定期総会の報告

Filed under: 未分類 — office @ 7:02 PM

さる6月25日(土)、東京都港区「障害保健福祉センター ヒューマンプラザ」にて2011年度定期総会を開催しました。

2011年度事業方針をはじめ、会計報告、会報や企画等を報告しました。それから2012年度の方針や会計予算など予定を承認していただきました。

その中で、東日本大震災に関する聴覚障害者救援について、当協会として取り組みを報告しました。

まず、財団法人全日本ろうあ連盟の東日本大震災聴覚障害者救援中央本部に協力団体として、短期的対応策として、「医療メンタル班」に矢野副会長を派遣しました。なお、日本財団に緊急助成金100万円を活用して、聴覚障害者のニーズ把握のためのアセスメント調査を目的に4月中旬と5月末の2回にわたって、宮城県へ社会福祉士、精神保健福祉士、医療関係者の派遣協力を実施しました。

そして中長期的な観点から被災地の聴覚障害者の相談支援が可能な社会福祉士、精神保健福祉士の派遣が、2011年7月から1年間、実施されることになりました。

上記の派遣はいずれも、日本財団の助成を受けています。助成の内容も報告し、引き続き有資格者の登録を呼びかけました。

他に有資格者の養成研修、会員に対するサービスの向上などいろいろと課題がありますが、今後も当協会の活動を支えてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

日本聴覚障害者ソーシャルワーカー協会 会長  稲 淳子

2011年6月21日

被災地を巡って

Filed under: 災害支援 — office @ 10:50 PM

みなさまいかがお過ごしでしょうか?本日車で二時間かけて宮城県東部地域へ出向きましたが、陽射しの強いこと。青空も広がり初夏を思わせます。内陸とは言え、大震災による影響は、道路の突起や屋根を覆うブルーシートに現れています。
あの未曾有な大震災が起きて100日を過ぎました。何とも言えない感情が沸き起こってきます。
まだまだ支援が続いていますが、26日に微力ながらこれまでの活動を報告させて頂きます。拙い内容ではございますが、他にも魅力あるお話が聞けるかと思います。ご都合のつく方はどうぞご参加下さいますようお願い申し上げます。

6月20日(月) 田脇 博子

2011年5月11日

ダックスフントの飼い主が見つかる!

Filed under: 災害支援 — office @ 9:57 PM

前回、お知らせしていた矢野副会長が保護したダックスフントの件ですが、このたび、飼い主がみつかりました!
以下は、飼い主からのお礼状です。こちらも気持ちがあたたかくなります。本人様の許可を得て、紹介させて頂きます。
ーーーーーーーーーーーーーーー
拝啓 木の芽もふくらみ日増しに春らしくなってまいりました。
この度の大震災におかれましては、大変な思いをしていらしたと思います。この
ような折、我が家の犬を保健所までお届けくださいまして、まことにありがとう
ございました。
色々探しましたが見つからず、半ばあきらめておりました。家族と同じ様にとて
も大切な犬でしたので、本当に助かりました。人様の温情をしみじみとかみしめ
ております。ここに改めて、ご親切に深くお礼申し上げます。
(以下略)
敬具
平成23年4月27日
亘理郡以下原文には正式住所と署名。

2011年4月28日

ダックスフント

Filed under: 災害支援 — office @ 8:42 PM

宮城県の亘理市は津波で壊滅状態のところです。そこをアセスメント調査のために車で走っていたところ、茶色いダックスフントがとことこ歩いているではありませんか。朝雨が降ったのでびしょ濡れではありますが、それほど衰弱していません。たぶん、捨てられたんでしょうか、首輪はあります。車から降りて逃げてしまったらしようがないと手招きしてみると、うれしそうにこちらに来て、手をぺろぺろなめます。こうなったらだめですね。ずっと抱きしめてあげて、保健センターに連れて行き、飼い主をさがしてもらうことにしました。
飼い主が現れなかったら、車を運転してくれた宮城の聴覚障害者団体のボランティアがもらっていいと言ってくれました。
このダックスが壊滅状態のところをなぜ歩いていたのかはわかりません。避難所で飼えなくなったのでしょうか、それともはぐれちゃったのでしょうか。
ダックスを抱いているときの暖かい体温と周りのめちゃくちゃな状態が、なにか心がぐるぐる回るような感じでした。

副会長 矢野 耕二

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