2014年度 研修会の報告
研修会1日目(6月28日午後)は、「聴覚障害者の成年後見について~事例から~」をテーマに、弁護士の田門浩氏に講演をしていただきました。
講師の事例をもとに、成年後見制度の利用手続き、後見人として選ばれた場合の様々な義務や注意点、支援内容、地域との連携などを具体的にお話していただきました。
聴覚障害者の成年後見人とは、その障害の特性や生活背景などを理解したうえで、利用する本人の幸せとは何かをよく考えていく大切さの重要性を知る良い講演でした。
2日目(6月29日)の午前は「聴覚障害ソーシャルワーク実践を理論化する試み」についてのディスカッションが進められました。マイノリティである聴覚障害者について、聞こえる社会に対して説明できる力が大切であり、他のソーシャルワークにはない技術が必要などを認識しました。
午後はワークショップで、各自「聴覚障害者」支援に特化したコンピテンスとは何かを考え、グループごとにコンピテンスの図を作成し、日頃の自身の支援活動を振り返る良い機会となりました。
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