ようこそ

当協会会長を担っております、矢野耕二と申します。
東京聴覚障害者支援事業所というところに勤務しており、
2007年から東京都立ろう学校でのスクールソーシャルワーク、
2008年から企業で働いている聴覚障害者へのジョブコーチを経て、現在は、聴覚障害者に特化した就労移行支援事業「RONAスクール」や定着支援事業「RONAサポート」そして、
計画相談「RONAプラン」を実施しています。
聴覚障害者に対する福祉サービスというと、真っ先に、 手話通訳や要約筆記など、いわゆる情報保障サービスが頭に浮かぶでしょう。
もちろん、聴覚障害者のほとんどは、こうしたサービスを受けることによって、自分で判断し、決定し、行動することができます。
ただ、様々な理由で、 不登校、退職、服役、などの課題を抱えている聴覚障害者の場合、 情報保障だけではその課題を克服することは困難なことが多く、 直接本人とコミュニケーションを取りながら、 聴覚障害の特性を理解しているソーシャルワーカーが対応する必要があります。
当協会は、手話のできる社会福祉士や精神保健福祉士の集まりです。 2006年に設立し、
東日本大震災をきっかけに「東日本大震災被災聴覚障害者相談支援事業聴覚サポートなかま」を開始、
そして、この事業を通して見えてきた課題は、被災地だけでなく全国的な課題であることから、
2013年から「全国聴覚障害者相談支援事業聴覚サポートなかま」となっています。
こうした、聴覚障害者の生きづらさなどを知ってもらい、 聞こえない人も普通の市民として暮らしていけるようにというのが、 私たちの願いです。
このHPをご覧になった聴覚障害当事者または手話のできる社会福祉士、精神保健福祉士の皆さん、 協会に入会して、私たちと一緒に聴覚障害者への相談支援を考えていきませんか。
手話ができない方も、聴覚障害について知りたいことがあれば、 遠慮なくメールでお問合せください。 今後ともよろしくご指導、ご鞭撻をお願いします。
一般社団法人 日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会
会長 矢野耕二