平成24年度現任者研修会の報告とお礼

朝晩肌寒く感じるようになりました。空が高く澄み切って、気持ちいいですね。カラッと晴れた日の10月14日に、東京都リフレッシュ氷川で、現任者研修を行いました。

日本財団の助成により、昨年の7月から始まった、東北大震災聴覚障害者救援活動として聴覚サポート「なかま」事業を始めてから1年以上過ぎました。

「なかま」事業に派遣登録していただいたワーカー、当協会の正会員とあわせて参加者約30名、なかま事業の実践報告と事例検討を行いました。

10月あたりから宮城県にとどまらず、岩手県、福島県にも派遣を始めるようになっており、ますます聴覚障害者のためのソーシャルワークが求められています。研修は、実際に派遣する現地の実践を想定した内容でしたので、参加者にはそれぞれ感ずることがあっただろうと思います。皆さん、真剣に取り組んでいました。

「なかま」事業の実践は、4月から展開する全国派遣事業へのステップにもなりうるものです。こういう事業を支えていくための研修を行い、そして無事に研修を終えることができましたことをお礼申し上げます。

次回は、来年の6月末に総会と研究大会を行う予定です。そのころには全国派遣事業が始まっている時期ですね。今後も当協会の活動のご協力と支援をお願いいたします。

会長 稲 淳子