2021年10月17日

2021年度会長あいさつ

Filed under: 未分類 — office @ 10:27 AM
当協会会長を担っております、矢野耕二と申します。
東京聴覚障害者支援事業所というところに勤務しており、
2007年から東京都立ろう学校でのスクールソーシャルワーク、
2008年から企業で働いている聴覚障害者へのジョブコーチを経て、現在は、聴覚障害者に特化した就労移行支援事業「RONAスクール」や定着支援事業「RONAサポート」そして、
計画相談「RONAプラン」を実施しています。
聴覚障害者に対する福祉サービスというと、真っ先に、 手話通訳や要約筆記など、いわゆる情報保障サービスが頭に浮かぶでしょう。
もちろん、聴覚障害者のほとんどは、こうしたサービスを受けることによって、自分で判断し、決定し、行動することができます。
ただ、様々な理由で、 不登校、退職、服役、などの課題を抱えている聴覚障害者の場合、 情報保障だけではその課題を克服することは困難なことが多く、 直接本人とコミュニケーションを取りながら、 聴覚障害の特性を理解しているソーシャルワーカーが対応する必要があります。
当協会は、手話のできる社会福祉士や精神保健福祉士の集まりです。 2006年に設立し、
東日本大震災をきっかけに「東日本大震災被災聴覚障害者相談支援事業聴覚サポートなかま」を開始、
そして、この事業を通して見えてきた課題は、被災地だけでなく全国的な課題であることから、
2013年から「全国聴覚障害者相談支援事業聴覚サポートなかま」となっています。
こうした、聴覚障害者の生きづらさなどを知ってもらい、 聞こえない人も普通の市民として暮らしていけるようにというのが、 私たちの願いです。
このHPをご覧になった聴覚障害当事者または手話のできる社会福祉士、精神保健福祉士の皆さん、 協会に入会して、私たちと一緒に聴覚障害者への相談支援を考えていきませんか。
手話ができない方も、聴覚障害について知りたいことがあれば、 遠慮なくメールでお問合せください。 今後ともよろしくご指導、ご鞭撻をお願いします。
一般社団法人 日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会
会長 矢野耕二

2019年3月6日

「聴覚障害者の司法ソーシャルワーク」研修会(2019年2月3日)報告

Filed under: 未分類 — office @ 10:56 AM

2019年2月3日(日)社会福祉法人全国手話研修センター(京都市)にて「聴覚障害者の司法ソーシャルワーク」の研修会を開催しました。

罪を犯した聴覚障害者への支援をテーマに、司法関係者、ソーシャルワーカーなど専門職を対象に、司法と福祉との連携や更生支援などについて 研修会を開催するのは今回で3回目です。

罪を犯した聴覚障害者の再犯予防支援と社会復帰支援には、聴覚障害の特性を理解し、それにあわせた支援とスキルがどう生かされるか?それぞれの専門機関の立場から司法の連携の現状を出し合いながら、様々な意見や課題を話し合いました。

第一部

○活動報告「全国聴覚障害者相談支援事業・聴覚サポート「なかま」を通して、司法との連携を考える」

第二部

○講演 (社福)京都聴覚障害者福祉協会いこいの村聴覚言語障害センター 栗の木所長 木村 公之氏「出所した聴覚障害者の社会復帰支援に関わって」

○トークセッション パネリスト 木村公之氏、大阪弁護士会弁護士荒木晋之介氏、京都保護観察所保護観察官西原実氏、大阪地域生活定着支援センター相談員前坂千賀子氏。

触法障害者に対する支援の内容と流れの説明があり、聴覚障害者の事例は多くないし事例もあまり聞かないこと、弁護士からは、聴覚障害者とわかれば、すぐ手話通訳者派遣を依頼するが、日本語能力の差や重複障害があることについては、まだ理解が広まっていないことについて話されました。

また、刑務所内での情報保障についての実情や罪を犯した聴覚障害者の更生支援の現状など、トークを拡げた中味になりました。木村氏の話を踏まえて、支援者が孤立してはいけない、連携、協働ができるよう、我々は聴覚障害者の課題を社会へ提起していくのが必要、そのためにも場が必要と話がありました。

(参加者の声)

「事例があったので、イメージが持て、自分の持っているケースと重なり理解できた」

「事例を通して支援のあり方や支援者のジレンマを共有できた」

「現場のお話が聞けた。法律面のことも良くわかりました。もっと時間があればよかった。資料も豊富でした」

「連携、協働と言うのは簡単だが、専門機関同士のコーディネーションは特に聴覚障害者については難しい。自分も、いつも立ち位置が揺らぐ。そんなお話を伺えて良かった。情報もいただけた」

お知らせ

 ・日本聴力障害新聞 「日々の暮らしを自分らしく生きる」連載コラム

   2018年4月号~ 司法に関しては、2月号、3月号掲載

 ・全国手話通訳問題研究会研修誌146号「ろうあ者の権利」障害者虐待防止法

 ・朝日新聞記事2月24日朝刊「聴覚障害者 精神科に入院50年」

2019年2月4日

ろう者の寸劇で学ぶ聴覚障害者のためのメンタルヘルス(2月23日(土):山口公演)

Filed under: イベント,未分類 — office @ 5:54 PM

当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

2015年度は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)、2016年度は青森県、大阪府、群馬県、滋賀県、沖縄県、2017年度は鳥取県、大分県、東京都、富山県で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと好評をいただきました。

今年度の3回目は、山口県での公演です。

PDFでのデータはこちら(チラシ表)こちら(チラシ裏)ご覧ください。お申込みは、上記の連絡先へお願いいたします。

皆様のご参加お待ちしております。

2018年7月6日

新会長からの挨拶

Filed under: 未分類 — office @ 6:11 PM

本年度から会長に就任いたしました、矢野耕二と申します。東京聴覚障害者自立支援センターというところに勤務しており、2007年から東京都立ろう学校でのスクールソーシャルワーク、2008年から企業で働いている聴覚障害者へのジョブコーチを経て、今年4月から聴覚障害者に特化した就労移行支援事業「RONAスクール」を開始しています。

聴覚障害は軽い障害だという見方が現在でもかなり多くあります。確かに、行動障害は基本的にありませんし、書けばわかるだろう、手話通訳や要約筆記をつければ判断、決定、行動ができるんだからあまり大変ではないだろうと見られてしまいます。

しかしながら、聴覚障害によるコミュニケーション障害は、想像以上に大変なものです。聞こえる人は職場でちょっとした雑談や、昼休みに一緒に食事をしたりして、仕事のストレスをうまく発散していると思いますが、聴覚障害者は9時~17時までひとりぼっちです。

また、近所の方からのあいさつが聞こえないために、あいさつを返さず、これが、あの人は挨拶しても返さない、非常識な人だと見られてしまうこともあります。単にあいさつが聞こえなかっただけのことなのに、人格評価されるわけです。

加えて、相談支援が必要な聴覚障害者の場合、手話通訳や要約筆記といった情報保障を受けたとしても、十分な判断、決定、行動ができにくいことが多いのです。言語力が十分でなく、そのために社会性もまたきちんと身についていないからです。では、なぜ言語力が十分ではないのでしょうか。聞こえる人が普段使用している言葉は、ほとんど耳から聞いて覚えたものでしょう。赤ちゃんのときに、おっぱいを飲ませてくれるやさしい女性から「私はママ」と、そしてお風呂に入れてくれるやさしい男性から「私はパパ」と言われて、「母親」「父親」を認識するのでしょうし、「あ」と「い」というそれぞれの発声を聞いて、それをくっつけて「あい」、そう、「愛」を認識し、人間として一番大切なものを知ります。聴覚障害者の場合は、耳からこうした情報が入ってきません。私たちの大切な言語である手話は、長い間、ろう学校からも一般社会からも否定されてきたため、手話から言語力を身に付けることも難しい状況でした。

こうした、聴覚障害者の生きづらさなどを知ってもらい、聞こえない人も普通の市民として暮らしていけるようにというのが、私たちの願いです。 このHPをご覧になった聴覚障害当事者または手話のできる社会福祉士、精神保健福祉士の皆さん、協会に入会して、私たちと一緒に聴覚障害者への相談支援を考えていきませんか。

手話ができない方も、聴覚障害について知りたいことがあれば、遠慮なくメールでお問合せください。今後ともよろしくご指導、ご鞭撻をお願いします。

一般社団法人 日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会

会長 矢野耕二

2018年2月7日

ろう俳優の寸劇で学ぶ聴覚障害者のためのメンタルヘルス(3月4日(日):富山公演)

Filed under: お知らせ,イベント,未分類 — office @ 2:18 PM

当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

2015年度は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)、2016年度は青森県、大阪府、群馬県、滋賀県、沖縄県で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと好評をいただきました。

今年度の4回目は、富山県での公演です。

PDFでのデータはこちらをご覧ください。お申込みは、上記の連絡先へお願いいたします。

皆様のご参加お待ちしております。

2018年1月13日

ろう俳優の寸劇で学ぶ聴覚障害者のためのメンタルヘルス(2月25日(日):東京都世田谷区公演)

Filed under: お知らせ,イベント,未分類 — office @ 11:49 AM

当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

2015年度は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)、2016年度は青森県、大阪府、群馬県、滋賀県、沖縄県で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと好評をいただきました。

今年度の3回目は、東京都での公演です。

特定非営利活動法人世田谷区聴覚障害者協会の主催で実施します。

PDFでのデータはこちらをご覧ください。お申込みは、上記の連絡先へお願いいたします。

皆様のご参加お待ちしております。

2018年1月12日

ろう俳優の寸劇で学ぶ聴覚障害者のためのメンタルヘルス(1月21日(日):大分公演)

Filed under: お知らせ,イベント,未分類 — office @ 2:31 PM

当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

2015年度は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)、2016年度は青森県、大阪府、群馬県、滋賀県、沖縄県で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと好評をいただきました。

今年度の2回目は大分県での公演です。

PDFでのデータはこちらをご覧ください。

お申込みは上記書式をダウンロードしてご連絡下さい。

皆様のご参加お待ちしております。

ろう俳優の寸劇で学ぶ聴覚障害者のためのメンタルヘルス(1月14日(日):鳥取公演)

Filed under: お知らせ,イベント,未分類 — office @ 2:18 PM

当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

2015年度は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)、2016年度は青森県、大阪府、群馬県、滋賀県、沖縄県で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと好評をいただきました。

今年度の初回公演は、鳥取県です。

PDFでのデータはこちらをご覧ください。

お申込みは上記書式をダウンロードしてご連絡下さい。

皆様のご参加お待ちしております。

2016年11月30日

ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」(2月25日:滋賀)

Filed under: お知らせ,イベント,未分類 — office @ 4:21 PM

昨年度より当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

昨年は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと、非常に好評をいただきました。

今年度第4回目は滋賀県での開催です。

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PDFでのデータはこちらをご覧ください。

お申込みは下記の書式をダウンロードしてご連絡下さい。

申込み用紙

2016年11月16日

ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」(12月4日:大阪)

Filed under: お知らせ,イベント,未分類 — office @ 4:14 PM

昨年度より当協会では、聴覚障害者やその関係者の精神疾患についての理解・啓発を目的として、日本財団の助成を受けて、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」を開催しております。

昨年は四国地域(高知と高松)と東北地域(山形と秋田)で開催し、聞こえない人の心の動きがとてもわかりやすいと、非常に好評をいただきました。

今年度第2回目は大阪府での開催です。

社会福祉法人大阪聴覚障害者福祉会・後援会主催の、みんな来チャリティ公演のプログラムとして公演いたします。

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